みなさんこんにちは。内林です。最近よくなんで独立したの?NUってどんな会社?と聞かれます。
熱意と希望とワクワクを持って独立したので、いっぱい喋りたいのですが、時間の制限などがあり、
きちんとお伝えできないケースが多々あります。(…そして言い訳です…)
なので、この場を使って我々の想いをありのままにお伝えします。
今回は僕の友達のライターに(半ば強制的に)協力してもらい、
インタビュー形式で文字起こししてもらいました。かなりの長文です。
そして起承転結無く思いついたまま話をしてます。
どうかそこは多目に見てやってください。
それではどうぞ!
2人の出会いは?
内林)
僕も西さんもソニー生命保険出身で、社内の研修会で出会いました。
僕が2年目の時に研修の委員会に入らせてもらったのですが、その時の委員長が西さんでした。
西)
営業会社なので、売上をどうやったら上げられるのか?という数字だけを上げる”やり方”だけの研修ではなく、人としても成長できる、人格や品格、むしろ”あり方”を学ぶ、人としても成長する研修会を一緒に作り上げるメンバーでしたね。
内林)
通常、4〜50代ぐらいの人が委員長をやるという感じでしたけど、西さんは当時35歳くらい?
西)
そう。あの時は1番若かったね。委員長を若い人(部長以外)がやるというのは結構異例で。
うっちー(※内林)は、そんな若手が作る研修委員会で、1番自分の支えをしてくれた存在でした。
起業したきっかけは?
西)
「独立することが、お客様のためになるし、自分のためになる」と思えたからです。
保険会社に所属していると、当然保険の商品しか扱えません。
たとえば、うっちーは住宅業界出身ですが、お客様が家を建てたい時に、相談は受けられても提案できることには限界があります。
でも独立すれば、保険だけではなく扱える商材も広がり、お客様により貢献できる。
それがお客様のためになると思いましたし、お客様に貢献できれば、結果的に自分たち、まわりの家族や仲間に対しても貢献できるようになると考えました。
2人で一緒に起業した理由は?
西)
シンプルに、うっちーと一緒に仕事したいと思ったからです。それ以外とくに理由はないですね。笑
内林)
僕からすれば、西さんはソニー生命に入った時からのスター的な存在なんですよ。MDRT(※)を取り続けて、ソニー生命社内のランキングでも上位の常連でしたから。憧れてましたね。
※MDRT:世界の保険セールスマンの上位5%しか入ることのできない組織
内林)
西さんからは、ソニー生命の良さ、研修会の良さ、誰かのために行動することが結局自分のためになるなど、考え方やあり方を教えてもらいました。おかげですっかり僕はソニー生命が大好きになっていたわけですよ。
内林)
ソニー生命でめちゃくちゃ頑張っていた矢先、2019年に新大阪のセミナー後にお茶していたら、西さんから「実はソニー生命を独立しようと考えている」と聞かされ、西さんの熱い気持ちを聞いているうちに、「僕も一緒に独立したいです!」と言っている自分がいました。笑
西)
僕としては、うっちーと一緒に成功したい気持ちが強かったですからね。笑
内林)
ただ、話を聞いてからすぐに独立したわけではなく、ソニー生命での仕事をきっちり整えてから合流しました。それが今年の10月ですね。
NUはどんな会社?
内林)
ライフプランを主軸とした総合コンサルティング会社です。ソニー生命時代から、資産形成のご提案で人生を豊かにしてもらったり、万が一のためにお金があることの安心感を得ていただいていました。
その人の人生をイキイキとしたものにするのがライフプランですが、NUではさらに進化させたことを提案しています。人生には、保険、不動産、車、教育費用、資産形成など、お金がつき物ですが、お客様からすると相談先がバラバラだと大変ですよね。
NUならワンストップで、あらゆることを相談いただけます。そして解決策をご提案する。いわば、マネードクター、お金のかかりつけ医みたいなものですね。
西)
提供するサービスが保険だけではない、というのがポイントですね。
たとえば、車を買いたいという希望に対しても提案できる手段があり、どんな家を買えばいいのかという悩みにも相談に乗れます。あらゆる場面に対応できる体制があるので、お客様の保険以外も守ることができる。これがNUの特徴であり、強みですね。
内林)
一般的なFPや保険関係の窓口との違いは、扱っているのが保険だけではないこと、そしてライプランをこれまで年間100世帯以上やり続けてきた圧倒的なキャリアがあることです。お客様のほとんどは今までご縁があった方々で、人生の節目にお声がけいただき、一緒に見直しをしています。
西)
収入が上がった、子どもが生まれた、転職したとか、いろいろなタイミングがお客様にはありますからね。その大事なタイミングで寄り添える体制を、独立したら構築できると考えていました。
内林)
実はその考えが社名にも入ってますよね。
NU-Design.labのデザイン?
内林)
そう。お客様の未来を「デザイン」する、自分たちの生き方、参画してくれている仲間の未来も「デザイン」する、という意味を込めています。そして、lab(ラボ)は研究機関、シンクタンクという意味合いがあります。販売や営業の会社ではなく、お客様や仲間に寄り添う会社、真のシンクタンクとしての会社でありたい。
これがNU-Design.lab(デザインラボ)という社名の由来です。ただ、社名が長いので、いつも打つのが大変です。笑
西)
現状でNUには、8人のメンバーが参画してくれています。元々彼らも独立を考えていたわけではないので、仲間の未来もデザインする、というのはそういう意味です。
車や住宅販売の経験者も多く、自分たちの得意分野を生かしながら、みんなで協業しています。
お客様の人生はどのようにデザインするのか
内林)
病院に例えると、まずはお金の健康診断からです。人生の中で、どこにお金の悩みがあるかをヒアリングして、レントゲンを取り、解決策が僕達にあるのなら処方箋を出します。それが、金融商品や保険、あるいは資産形成のご提案です。
一般的な打ち合わせは1回ですが、NUでは4回、5回とじっくり悩みを聞きながら、本当に理解してもらえるまで何度でも説明して進めています。
3&F・Four Leaf・C-Life・HANAMARU企画室など、サービスも多いですよね。
内林)
3&Fは保険の代理店です。
14社の保険商品を取り扱っているので、保障内容や値段など、お客様に最適なものをご提案できるようにしています。
Four Leafは住宅のチームで、NU-Designの中の屋号、Four Leaf部門みたいなイメージです。
C-Lifeは車関係で、NUのグループ会社ですね。
HANAMARU企画室とは法人支援の部門であり、お金のことだけではなく、住まい、車、法人、いろんなことに発注いただけます。
西)
参画してくれているメンバー各々が得意分野を持っているので、僕たちのグループで何か質問があれば、誰かが答えられますね。
創業して1年を振り返ってみるとどうでしたか。
西)
京都オフィスに加えて滋賀オフィスも開設できて、未来を考えるとすごくワクワクします。独立して良かったなと思いますよ。
ただ、やっぱり苦労もあり、とくに”人”の部分ですね。自分の売上だけのことを考えるのであれば自己完結ですが、仲間と一緒に協力してやろうと思うと、こんなに大変なのか、ということを実感しました。
内林)
創業当初は、人の問題がありましたもんね。離れて行く人もいたりとか。
西)
あの時は相当病んでしまって…。自分の不甲斐なさに3日ほど何も手をつけられず、椅子に座って天井を見てましたね…。
内林)
だからこそ気づいたのは、誰と仕事するかが大事、ということ。今一緒に仕事しているメンバーは信頼し合えており、本当に仲間に恵まれていますね。
大事にしてる価値観や考えは?
西)
保険のビジネスモデルは、契約していただいた1年目に保険会社(営業側)に手数料が入る前厚式です。後半は手数料が入らなくなるので、保険の営業マンが新規のお客様を探し続ける理由はここにあります。
ヨーロッパでは、逆に資産運用の手数料は後半が厚い。つまり、お客様の資産が増えるほどに営業側も潤う設計になっているので、お客様と見る方向が同じなんですよ。だからある意味真の顧客目線です。そういうスタイルをNUも目指しています。
内林)
目の前にいる「この人を支援したい」と思える人と仕事をしています。それはアライアンス先にも同じことが言えて、要は、嫌なことはしないですかね。
西)
それは大事やね。
内林)
たとえば、NUは住まいの相談も得意なチームなので、ハウスメーカーからライフプランのご依頼をいただくことが多いですが、お客様のことを見ていない営業マンからの依頼はお断りしています。本当にお客様のことを考えている人としか組まないようにしています。
今後の展望や目標は?
西)
目標は、保険や資産運用だけではないところで価値を出すことです。住宅や車のこともやっていますが、飲食にもチャレンジしようと、京都で立ち飲み屋を出そうと動き出してます。それ以外にも障害者施設の運営を考えていて、水耕栽培で障害者の方たちの雇用を考えたりしています。雇用を生んでいきたい、というのはあるよね。
内林)
雇用も「デザイン」する、ということですよね。
西)
すでに子育て中のメンバーにリモートで事務の仕事をしていただいているので、実際に雇用は生んでいます。雇用をもっと増やしていきたいという気持ちはあります。
内林)
僕は、自分だけよかったらいいのではなく、みんながハッピーというのがテーマですね。近江商人の「三方良し※」の概念から、さらに広げて、仲間とその先の家族、そして未来、次世代の人たちも、みんながハッピーになれるようにしたい。NUがそのハブになりたいです。
※近江商人の三方良しとは、買い手よし、売り手よし、世間よしといわれ、近江商人の活動の理念を表わすもの。
西)
あとは、仕事だけではないという世界も作りたいです。せっかく生きているのなら仕事も120%、遊びも120%。もちろん遊んで暮らすとかではなく、一生懸命働いて基盤を作ったら、自分の時間も豊かになると思っています。僕とうっちー2人だけではなくて、お客様、そしてNUにジョインしてくれたメンバーも含めて全員がそうなれたら1番素敵ですね。